『あすは きっと』 ドリス・シュワーリン ぶん カレン・カンダーシーマー え 木島 始 やく
あすはきっと…なんだか、未来に目が向いているような感じがして、素敵なタイトルですね。
表紙の絵の子ども達も、とても楽しそうで。
私はこの絵本、好きなんですよね。
「目をさまして「おはよう!」っていうと、もうそのときが、あす。」
「あすはいっぱいできるよ、きょうできなかったことも。」
なんだか、心が晴れるような、そんな言葉ですね。
うちの息子がお気に入りの場面があります。
それは、今日できなかった、できてたての歌を、明日をむかえた子ども達が、こんな風に歌う場面です。
「ふうらり らっほー、ひいらり らっほー、るうるっぱ るうるっぽ おうひっさまあ!」
なんてめちゃくちゃで、なんて陽気な歌なんでしょうね。
嫌なことも、忘れられそう。
息子はいつも、ママに続いて、でたらめに歌んですよ。
歌うたびに、調子が変わるから、歌っている本人も、私もとても楽しい気持ちになります。
今日はどんなことがあった?
明日は、今日見つからなかったものが見つかるかもしれないよ。
明日は、新しい友達ができるかもしれないよ。
「あすは、なにから なにまで、ずっと きょうより よくなるよ。」「きっと…あすには。」
幼い子供にだって、いろいろあるんですよね。
上手くいかないことだって、たくさんあるある!
でも、明日は何か一つ、今日とは違ういいことがあるかもしれないよ!って、伝えたいなって思います。この絵本を通して。
「あすは きっと」…ってねっ!