『時計つくりのジョニー』 エドワード・アーディゾーニ 作  あべきみこ 訳

小さな男の子、ジョニーは、手先が器用で、物を作るのが上手。
暇さえあれば、金づちで釘を打ったり、のこぎりで木を切ったり。

でも、お父さんとお母さんは、ジョニーのことを器用とは思っておらず、「またばかなことをやっている」と言うばかり。
ジョニーが大時計を作りたいと言った時も、作れっこないと、お手伝いを言いつけるのでした。
学校では先生に「おばかさんね」と言われ、それがきっかけでいじめられてしまいました。

だけど、たった一人、いじめっ子の仲間に入らなかった女の子、スザンヌは「大時計、ぜったいできるわよ」と言ってくれたんですよ。うれしい気持ちになったジョニーは、絶対作って見せるぞ!と改めて決心するのでした。

さぁ、ジョニーに大時計は作れたのでしょうか。
後に、「時計つくりのジョニー」と呼ばれるようになるんですって。

子供たちに、つい、そんなことできそうもないよ、やめとけば?なんて、言ってしまうこと、正直あります。でも、そればかりではいけないなって、思いました。
学校の先生の言葉がきっかけで、始まってしまったいじめ…
大人は、発する言葉に責任を持たなければいけないなと改めて思いました。

そんな中、スザンヌの存在はジョニーにとって、とても大きかったですね。
こんな友達が、うちの子にもいてくれたらうれしいなと思いました。
また、うちの子が誰かにとって、そうであったらうれしいなと思いました。
大人にも、子供にも、きっと何かを感じさせてくれる絵本だと思います。