『ロバのシルベスターとまほうの小石』 ウィリアム・スタイグ さく  せたていじ やく

ロバのシルベスターは、夏休みのある日、奇妙な小石を見つけます。
これは、願うと望み通りになる、まほうの小石でした。
シルベスターはなんて運がいいんだと喜んで、うちへ持って帰ることにしたのですが…

途中でライオンを見つけ、肝をつぶしてしまったシルベスターは、「岩になりたい」と願ってしまいました。これでライオンからは逃れられましたが、さあ大変!
岩になってしまったので、まほうの小石が触れないのです。
もとに戻るチャンスはただひとつ。まほうの小石を見つけた人が、「岩よ、ロバになれ」と言ってくれること。でもそれは、無謀な願いでした。

シルベスターのうちでは、父さんと母さんが心配で心配で悲しんでいます。
探しても探しても何の手がかりもなく、月日が流れて行きました。
初めて娘に読み聞かせた時、まさか、こんな展開になるなんてと衝撃を受けたことを思い出します。
娘は、パパやママにもう会えないなんて…私は、娘にもう会えないなんて…そう考えたらとても悲しくなりました。

秋が来て、冬が来て、また春がやってきて…
父さんと母さんは元気を出そうとピクニックにでかけました。
そこで、ついに奇跡が!

最後は、娘も私もホーーーっとしましたよ!
子どもが親を思う気持ち、親が子どもを思う気持ち、両方が伝わってくるお話だなと思います。
もしまほうの小石があったら?自分ならどうするでしょうね。