『へびのクリクター』 トミー・ウンゲラー  中野完二 訳

へびのお話?へびはちょっと好きじゃないんだけどな…息子は最初、こう言いました。
好きじゃないと言うより、怖いと言いたかったんじゃないかな?
まぁ、そう言わずと読んでみようよと、読み始めました。

フランスの小さなまちに、ボドさんというご婦人が住んでいました。
ある朝、奇妙な丸い箱が、ボドさん宛てに届きます。
箱を開けて仰天!へびが一匹入っていたんです!
ブラジルで爬虫類を研究している息子からの誕生日プレゼントだそうですよ。

こんなことって!
ボドさん、へびを「クリクター」と名付け、子供のようにかわいがり始めたんです。
クリクターが暮らしやすいように、あれこれしてあげるボドさん。
クリクター、幸せですね。

こんなことって!
へびなのに、学校に通うんですよ。
お勉強までして、なんておりこうさんなへびなんでしょうね。
子供たちにも人気。

ある日、道端の喫茶店でコーヒーを飲んでいると、隣のテーブルの人が、この頃泥棒がよく入るそうだと教えてくれました。
するとちょうどその晩、ボドさんのうちに、どろぼうが!
さぁ、ボドさんどうなった?クリクターはどうした?

読み終わって、息子の第一声、「怖くなかった~。おもしろかった~。」だって。
さすがに、こんなへびなら飼ってみてもいいかな~とまでは思わなかったでしょうけど、でもこんなへびがいたらおもしろいだろうな~とは思ったようです。
息子にとって、怖そうな絵本から、おもしろい絵本になったようです。