『ひよことあひるのこ』 
ミラ・ギンズバーグ ぶん  ホセ・アルエーゴ エーリアン・アルエーゴ え  さとうとしお やく

ひよことあひるのこ。
幼い子どもから見たら、どちらも鳥さんなんだけど…違うんですよね。
ひよこはひよこ、あひるのこはあひるのこなんです。
同じようにできることもあるけれど、同じようにできないこともあるんだよって、わかりやすく伝えてくれる気がします。

たまごから、先に生まれたのは、あひるのこ。
ほんのちょっと後に生まれたのは、ひよこ。

ひよこは、あひるのこを追いかけ、あひるのこがすることを何でも真似します。
まるで兄弟のようです。

あひるのこが「およいでみよう」と言うと、ひよこも「ぼくも」って…
あらあら大変。
ひよこは自分が泳げないことを、身をもって知ります。

人間の子どもにも同じようなことってありますよね。
下の子は、上の子の後を追いかけては、真似ばかりして。
自分は同じようにできると思っているんですよね。
もちろんできることもあるのだけれど、やっぱりできないこともあって…。
そんな体験から、子ども達は学び、自分に合ったこと、自分にできることを見つけて、大きくなって行くのかなと思います。

単に、ひよことあひるは違うってことだけじゃない何かを、子ども達が感じてくれたらいいなと思います。