『はじめてのキャンプ』 林 明子 さく・え

当時、まだキャンプというものを知らなかった娘に、読みました。
キャンプって何?どんなことするの?何が起こるの?とドキドキしながら見聞きしていたことでしょう。

ちっちゃい女の子なおちゃんと、お隣のともこおばさんはお友達。
ともこおばさんが、大きい子ども達をキャンプに連れて行くんですって。
すると、なおちゃん、「わたしも いく!」って。
「ちっちゃいこは だめ!」、大きい子ども達に、あれこれだめな理由も言われて断られてしまいます。
でも、なおちゃん、なんでもできるって!暗い外に、一人でおしっこにも行けるって!
それならばと、おばさんはなおちゃんも連れて行くと言ってくれました。

重い荷物も運ぶし、泣かないし、まきも集めるし、なおちゃんは大きい子ども達と同じことをがんばってやりました。
夜になって、テント内では怖いお話も始まって…さあ寝る時間。
なほちゃんは、ちっとも眠くならなくて、おしっこに行きたくなってしまいました。
おばさんに言ってみたけれど、おばさんは「ぐー、ぐー」、他のみんなも。
なおちゃん、一人で行きましたよ。
そこでなおちゃんが見たものとは?感じたものとは?ドキドキ、キラキラ、ゾクゾク…

なおちゃんのできるもん!という気持ちと、ほんとは怖い!という気持ちが、すごくよく伝わってきますね。
なおちゃんはとてもいい経験をしたなぁと思います。
その経験をさせてあげるおばさんもすごいなぁって思います。

娘にとっても、お話の中ではあるけれど、「はじめてのキャンプ」となりました。
なおちゃんと同じように、ドキドキ、ゾクゾクしていたことでしょう。
勇気を出して一歩踏み出してみると、今まで知らなかった素敵な世界が広がっているのかも。
小さいながらに、そんなことを少しでも感じてくれたらうれしいですね。

最後まで読んで、また表紙に戻ると、なおちゃんの表情が、全然違って見えますよ。