『おりこうなビル』 ウィリアム・ニコルソン つばきはらななこ やく

メリーのおばさんから、「あそびにきてください。」とのお誘いがありました。
メリーは、旅行に必要な物、お気に入りのおもちゃを集めます。
「もちろん、おりこうなビル・デイビスをおいてけぼりにするわけにはいかないわ。」
ビル・デイビスとは、兵隊の人形のこと。通称ビルです。

そして、集めた物をカバンに詰めるのですが…なかなかしっくり入りません。
あれこれ入れ替えているうちに、時間が無くなってしまい、大急ぎで詰め込みました。

「ところが!なんと!! よりによって!!!」
メリーったら、ビルを忘れていってしまったんです!
かわいそうに、涙がポタポタとこぼれるビル。
だけど、ビルは走りに走って…力の限り走って…メリーに追いつくんです。

おもちゃの人形が泣くなんて、走るなんて、信じられないことが起こって、我が家の子ども達は、ビルの動きにくぎ付けでした。
とっても不思議なお話ですね。
でも、人形って、もしかしたらこんな風に感情を持ってるのかもしれないな…そんな風に思いました。
大事にされている人形(物)は、主人を大事に思っている…そうなのかもしれませんね。

子ども達にとってのビルってなんだろう…聞いてみたくなりました。

ビル、メリーに会えてよかったね。